村瀬 紘貴
むらせ ひろき
システム
性別
身長 / 体重
年齢
誕生日
職業
好きなもの
嫌いなもの
CoC6版
男性
170cm / 61kg
37歳
決めてない
社長
蛍一
なし
「蛍一こそが私の理想のパパだ」
厳格な父と従順な母に「お前は上に立つ人間なのだから、怠けることは許されない」と育てられた。
そして両親の指示に従い、有名私立の一貫校に通い優秀な成績を収め、一流と呼ばれる企業に入社した。
結婚相手も両親が見繕っており、諾々と従おうとしていた。
しかし婚約期間中に、両親が死んだ。事故だった。
葬式を淡々と進める中、結局人は死んだら何にもならないのだと悟った。
いかに両親が素晴らしい人間だったとしても、灰になったことを褒める者はいない。
それならば自分は称賛される必要はない。
葬式が終わると同時に、実家だったものを売り払い、会社を辞め、婚約を破棄した。
しばらくは遊んで暮らしてみようかと思ったが、今まで両親とも遊んだ記憶はなく、就職中に覚えた小料理屋巡りぐらいしかできなかった。
人の縁とは奇なるもので、小料理屋巡りの最中に祖父とも思える年齢の男性と知り合い、その人の会社に入ることになった。
幸いにして仕事はできたため、ぐんぐんと会社の業績を上げることが出来た。
社長と社員という関係になったものの、相変わらず二人で呑みに行くこともあった。
ある日、社長は言った。
「お前は両親に愛されなかったのだな。可哀想に」
言われてみればそうだと思うと同時に、自分はもう親からの愛を知ることができないのかと思った。
その時、初めて親に愛されてみたいという渇望が産まれた。
時は更に過ぎ、社長は年を取り病気がちになった。
さすがにもう働けないということで、会社ごと紘貴に譲ってくれた。
尊敬すべき元社長とも、もう長くはいられないのだなと思い考えた。
「父として愛してくれる人を探そう」
決意とともにネット検索をした。どうやらレンタルおじさんというサービスがあるらしい。
サイトをクリックして、レンタルの予約をして。
そして。
運命の人にようやく会えたのだ。
通過シナリオ
◆以下ネタバレを含みます ・沼男は誰だ?